4月27日に、「ノアコイン(NOAH)がチェンジリーにて取引開始されることが決定」というニュースが流れました。
このニュースを受けて、ノアコインの価格が大きく上がりました。
なぜノアコインがチェンジリーに両替通貨として登録するというニュースがここまで注目されたのでしょうか?
今回は、仮想通貨「ノアコイン(NOAH)」と、ノアコインの登録が決定した「チェンジリー」という取引所について、それぞれ解説していきたいと思います。
また、ノアコインがチェンジリーに登録することが決定したことにより、ノアコインの価格に具体的にどのくらい影響を与えたのかについても振り返ってみましょう。
目次
ノアコイン(NOAH)とは?
ノアコインは、2017年にICOが行われた仮想通貨です。フィリピンにある「ノアファンデーション」というプロジェクトチームが開発を行っています。
「ブロックチェーンのテクノロジーを用いて世界の経済成長を促し、国境のない世界を目指す」というのが、ノアコインが目標としているビジョンです。
直近の大きな目標は、2023年までにフィリピンのマニラにて、「ノアシティ」や「ノアリゾート」という「ノアコインを使って様々な決済を行うことができる町」を作ることだそうです。
ただ、ノアコイン(NOAH)にはいくつか悪い噂や経歴があります。
ノアコインの開発をしているノアファンデーションが「フィリピン政府と提携している」と主張していたのに対し、フィリピン政府が「我々が無関係だ」という声明を出していたり、ノアコインと提携している大手企業が、突然「わが社はノアコインとは提携していない」と発表をするといった事態が発生しています。
これにより「ノアコインは詐欺コインだ」という噂も一時期たっていましたが、今では落ち着いているようです。
現在は「ノアシティ実現」という目標に向けて、徐々にノアコインで決済することができる幅を広げている最中だそうです。
NOAHが使えるようになったチェンジリーとは?
チェンジリーは、海外に拠点を置く仮想通貨両替所です。
仮想通貨両替所は、その名の通り「仮想通貨同士を両替する」ための取引所です。
チェンジリーであれば、ノアコインだけではなくビットコインやイーサリアム、なども両替通貨として登録されているのですが、それらの仮想通貨を別の仮想通貨と交換することができます。
仮想通貨両替所の最も大きなメリットは、「通常の仮想通貨取引所で、仮想通貨を売って別の仮想通貨を買い付けるよりも安く仮想通貨を交換することができる」ということです。
通常の取引所であれば、仮想通貨Aを売却して仮想通貨Bを買い付けたい場合、売りと買い両方で手数料がかかってしまいます。
これに対し、チェンジリーのような仮想通貨両替所であれば、仮想通貨Aと仮想通貨Bとの両替のみで取引が完了するので、手数料は1回の取引分だけで済みます。
ノアコインがチェンジリーに登録されるメリットは?
では、ノアコインがチェンジリーに登録されることにより考えうるメリットはどのようなものがあるでしょうか。
今までであれば、ノアコインを手に入れるには「取引所で買い付ける」という方法しかありませんでしたが、ノアコインがチェンジリーに登録されることにより、「手持ちのビットコインやイーサリアムを、ノアコインと交換して手に入れる」という選択肢が追加されたことになります。
これにより、より手軽にノアコインを手に入れることができるようになります。
手軽にノアコインを手に入れることができれば、ノアコインの流通に加速がつくので、ノアファンデーションが目標としている「ノアシティ」の実現には確実に近づきます。
「ノアシティ」が実現されると考えられれば、ノアコインの価値は将来的に上がるという期待が高まることは明らかなので、ノアコインがチェンジリーに登録されたことは、ノアコインにとっては大きなメリットになると言えます。
ノアコインがチェンジリーに登録された直後の値動きは?
ノアコイン(NOAH)がチェンジリーに両替通貨として登録されることが決定したのは、日本時間4月27日未明でした。
その時のリアルタイムの時価はどうだったのでしょうか。
以下のチャートの赤丸で囲った部分が、ノアコインがチェンジリーに登録決定した時間帯の値動きになります。
御覧の通り、価格と出来高がともに上昇していることが分かるかと思います。
ノアコイン×チェンジリーについてまとめ
以上、ノアコイン(NOAH)がチェンジリーに登録されたことについて、簡単にまとめました。
仮想通貨両替所に登録されるということは、仮想通貨の流通に加速がつくので、仮想通貨にとってはかなり有利に働きます。
ノアコインも例外ではなく、チェンジリーに登録されたことにより、一時的とはいえ大きく値が上昇したことが分かってもらえたかと思います。
良くも悪くも話題になりがちなノアコインですが、実際に他通貨と売買できる場が増えています。
※上記は今現在の価格がリアルタイムで反映されています。
しかし時価総額ランキングで言えばまだ1329位(2018年5月2日時点)
あまりにも流通量が増えない草コインは草のまま最後は消滅してしまいます。
今後ノアコイン(NOAH)がどこまで伸びることが出来るのか?
当初詐欺だとまで言われていた通貨、ノアコイン(NOAH)は果たしてADAの様に化ける事が出来るのか!?
引き続き見届けてゆきましょう
それでは本日も記事をお読みいただきありがとうございました。
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