
2018年4月17日に、「Pornhub(ポーンハブ)でVerge(ヴァージ)という仮想通貨での決済ができるようになった」という発表が海外で話題になり日本にまでもニュースとして届きました。
Pornhub starts accepting VERGE! https://t.co/RnIQ3ZfmJo via @Verge
— vergecurrency (@vergecurrency) 2018年4月17日
Pornhub(ポーンハブ)は、世界最大級のアダルトサイトとして全世界で知名度があり日本でも有名なのですが、正式にVerge(ヴァージ/XVG)との提携を発表しました。
Pornhub、知っている人は知っていますが強烈な提携ですね、Pornhubについて多くは語りません(笑)
そして気になるのは、
- Pornhubで決済に使う始めての仮想通貨としてなぜVergeが選ばれたのか?
- Pornhubとの提携でVerge(ヴァージ)の値動きはどのようになったか?
- Pornhubとの提携が果たして今後のVerge(ヴァージ)にとって良い方向へ影響してくれるのか?
今回は上記のことを説明するにあたり、
Vergeについての解説とPornhub内でのVerge決済の開始についての詳細等を解説してゆきます。
目次
ヴァージ(Verge/XVG)の特徴
Verge(ヴァージ)は、もともとはドージコインダークという名前だった仮想通貨をリブランディングして作られた仮想通貨です。
アルゴリズムはTORやi2Pを利用しており、いずれも匿名性に優れている技術だと言われています。
その反面Vergeの開発プロジェクトは世界的に公開されており、その点では透明性が高いという強みもあります。
Verge(ヴァージ)にはコミュニティというものが存在し、マイナーやVergeのプロジェクトチームとの結束は強く結ばれています。
Vergeのプロジェクトチームの理念として、「世界中の人たちに、日常生活レベルでブロックチェーンの技術を普及させる」ことを掲げており、
将来的にはVergeをPornhubでの決済方法としてだけではなく、ビジネスやプライベートあらゆる面でVergeを利用して様々なことができるようにすることを実現したいと考えています。
Verge(ヴァージ)のメリット・強み
Verge(ヴァージ)の仮想通貨としての強みは、やはりその匿名性にあるといえます。
ビットコインなどの通常の仮想通貨だと、取引や送金について、そのウォレットを保有しているPCやスマホであればすべての情報がそれぞれのトランザクションで閲覧ができます。
これにより、仮想通貨取引には透明性や不正を防ぐというメリットがあるのですが、その反面、匿名性がないというデメリットがあります。
これに対し、Vergeの場合はその取引や送金内容がすべて追跡不可で、匿名性が高いというメリットがあります。
つまり、従来の仮想通貨と同様不正を防ぎつつ、だれがいつどのような決済に利用したのかがわからないように改良をした仮想通貨がVergeだといえます。
この「だれがいつどのようなことの決済に利用したのかが分からない」という特性を生かし、2018年4月17日に「PornhubがVergeでの決済」を開始すると発表をしました。

Pornhub now allows payments from one specific cryptocurrency!
https://t.co/5jA6NNmlZ3 via @mashable— vergecurrency (@vergecurrency) 2018年4月17日
PornhubがVerge(ヴァージ)での決済を開始
Pornhubは、1億人のユーザーを有する世界的な大手アダルトサイトです。
また、2年前からVR対応のサービスにも乗り出しているなど、Pornhubはアダルトサイトメインのサービスでありながら、VRをはじめとしたイノベーションに力を入れて新しい技術の普及に大きく貢献しているという側面があります。
このPornhubでは毎月10ドルでプレミアム動画を鑑賞することができるのですが、その決済に仮想通貨の中でもVergeを利用することができるようになりました。
PornhubでVerge決済ができるようになったことは、つまりVergeの実用性を証明するものでもあります。
誰だって、アダルトサイトのプレミアム会員費にお金を払ったことを人には知られたくはないはずです。
ただしクレジットカードで払えばどうしても明細に残ってしまいます。
そこから「これは何の支払いなの!?」と家族や恋人に聞かれてしまうかもしれません。
しかし、Pornhubの決済に匿名性の強いVergeを使えば、一切の通貨移動経路を辿ることが出来ませんから、自らそのことを告白しない限り他人にばれることは絶対にないのです。
そのような理由から、PornhubのVergeでの決済開始を決定したのではないかといわれています。
PornhubのVergeとの提携プロモーションがド派手!
PornhubではVerge決済を取り入れる際にド派手なプロモーションを行いました。
まるで銀行強盗が盗んだVergeコインをばら撒くかのようなプロモーションに美女と高級車、アメリカンな感じで豪快ですね!
Pornhubが大々的にVergeと提携を組んだことをアピールしています。
Pornhubはアダルトサイトなのですが、公式プロモーションでは下品になりすぎず規模の大きさを感じとることが出来るため、アピール方法としては良かったのではないかと思いました。
Pornhubとの提携によるVergeの値動き
以下のチャートは、Verge(元ドージコインダーク)の取引が開始されてからの値動きです。
2014年の取引開始時は1XVG=0.000762円であり、
その後3年にもわたり存在はしたもののほぼ無価値の状態でした。
しかし、2017年末には1XVG=30円まで値を上げ大きな注目を集めました。
ただし一度大暴騰をしたその後は一気に価格を下げて、更にはご存知の通り1月後半以降の下げ相場に呑まれて価格を落としてゆきます。
そんな中、Vergeが大手企業と提携をするという噂が流れると徐々に価格が上がってゆきます。
遂に2018年4月17日に「Pornhub内でVergeでの決済が開始される」というニュースが流れると、それまで1XVG=8.5円だったVergeの価格が一気に1XVG=12円まで上がりました。
上のチャートの丸で囲った部分が4月17日の価格になります。
出来高も大きく増えているのが分かるかと思われます。
しかし、チャートを見て分かる通り残念ながらその後すぐに急落。
大手とは言えPornhubはアダルトサイト。
もっと一般的な大企業との提携を期待していた方などはPornhubとの提携は期待を下回る結果となり、
正に噂で買って事実で売るという行動が相次いだために起こった値動きだったといえるでしょう。
Verge(ヴァージ)の将来性は?
※上記は今現在の価格がリアルタイムで反映されています。
Pornhub内での決済でVerge(ヴァージ)が利用できるようになりましたが、この出来事はVergeが目標としている「世界中の人たちが日常生活レベルでブロックチェーンの技術を利用できるようにする」の始まりにすぎません。
一方で、Pornhubという世界的大手アダルトサイトでVergeでの決済ができるようなるという、偉業を成し遂げたVergeの将来性は、期待するに値することは言うまでもありません。
通貨として利用される正式な場所が出来たことは非常に大きな第一歩なのです。
今後もその匿名性を生かして様々な場での決済に利用されるようになれば、今回の「PornhubでのVergeでの決済開始」の時と同様に、Vergeの価格も上がる可能性が高いです。
価格が下がってしまった今だからこそ、今後のVergeの普及とその価格の高騰に期待が出来るかもしれませんね^^
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それでは本日も記事をお読みいただきありがとうございました。
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