このページではイーサリアム系通貨を保管する際に最も利用されている
MyEtherWallet(マイイーサウォレット)の作り方について説明をしてゆきます。
目次
MyEtherWallet(マイイーサウォレット)とは?
MyEtherWallet(マイイーサウォレット)はイーサリアム系の通貨トークンを管理することのできるローカルウォレットです。
ローカルウォレットとは、取引所内のウォレットのように複数人を一括管理されているのではなく、個人個人で管理する個別のウォレットですね。
取引所に通貨を置いたままにしていると、万が一取引所が倒産したり、ハッキング被害にあってしまった場合、その取引所に置いている通貨が消失・紛失するリスクがあります。
それに対してローカルウォレットは個々のユーザーがそれぞれ管理する自分専用のウォレットですので、自分の管理外での被害を被るリスクを回避することが出来るため、取引所での保管に比べて圧倒的に安全になります。
ハッキングリスクから身を守るための自分専用のお財布というイメージですね。
各ウォレットの違いについて詳しくは以下の記事を合わせてご覧ください。
MyEtherWallet(マイイーサウォレット)はイーサリアム/ETHを保有している人にとって必須のウォレットとなっています。
理由は主に5つあります。
- ETH公式のウォレット
- セキュリティ面(個人管理によるハッキングリスクの低減)
- 使い勝手(初心者の方でも比較的使いやすい)
- 保有通貨のエアドロップに対応(MyEtherWalletで保管ならエアドロップした際に通貨がもらえる)
- ETHで参加するICOの場合にMyEtherWallet(マイイーサウォレット)からの送金が必須。
このようなことから、MyEtherWallet(マイイーサウォレット)はETH系通貨を保有するユーザーやICOに投資をしたいユーザーにとっては必ず利用するウォレットとなっているのです。
MyEtherWallet(マイイーサウォレット)ではイーサリアム(ETH)・イーサリアムクラシック(ETC)をはじめとしたETH系通貨と、エアドロップやICOで配布されることのあるERC20トークンなどのETHベースの各トークンにも対応しています。
結論を言うと、イーサリアム系通貨を保有しているのであればMyEtherWallet(マイイーサウォレット)を使うようにしましょう。
とは言えMyEtherWallet(マイイーサウォレット)の作り方が分からないという事で躓き諦めている方が非常に多いのも現状です。
よってこの記事では仮想通貨初心者の方でも自分のMyEtherWallet(マイイーサウォレット)を作れるように、1つ1つ手順を分かりやすく説明してゆきますので参考にしてMyEtherWallet(マイイーサウォレット)を利用するようにしましょう。
実演を交えたMyEtherWalletの作り方動画
※動画再生は音が出ます
MyEtherWallet(マイイーサウォレット)の作り方
それではこのページの説明を参考に、まずは自分のMyEtherWallet(マイイーサウォレット)を作ってみましょう!
自分のMyEtherWallet(マイイーサウォレット)を作る
まずは上記よりMyEtherWallet(マイイーサウォレット)のページを開きます。
そうしたらMyEtherWallet(マイイーサウォレット)の「お財布の作成」画面になりますのでパスワードを設定します。
※パスワードは強力なものにしましょう。(セキュリティ面を考えると少なくとも30文字以上かつ記号等も交えた複雑なパスワードにしておくことをおすすめします)
オススメの強力なパスワードの作り方
複雑なパスワードを作る場合は下記サービスを使うといいでしょう。
⇒ パスワード自動作成ツール
これはランダムで英数字アルファベットを並べてくれるサービスです。
よって生成したパスワードから一つ選んで自分のパスワードとして使う場合には必ずメモしておきましょう。
Keystoreファイルと秘密鍵の保存
パスワードの設定をするとKeystoreファイルをダウンロードする画面になります。
MyEtherWallet(マイイーサウォレット)を開く際にはパスワードとKeystoreファイルが1セットで必要になります。
パスワードと同様にKeystoreファイルも紛失などしないよう厳重に管理しましょう。
秘密鍵の保存
次に「秘密鍵」が表示されますのでこれも忘れないように必ずメモして保存しましょう。
PC内のメモ帳にコピペで確実にテキストとして保存すると共に、印刷したお財布情報は厳重に管理しましょう。
(お金を扱うウォレットですので、パスワードや秘密鍵など紙として残したものは金庫に入れておくくらいの管理をするべき)
これでMyEtherWallet(マイイーサウォレット)の作成は完了です!
厳重に管理するMyEtherWallet(マイイーサウォレット)情報
以下の3つが自分のMyEtherWallet(マイイーサウォレット)情報です。
- パスワード
- Keystoreファイル
- 秘密鍵
これらは銀行で例えるならばパスワード・通帳・キャッシュカード・銀行印くらい大切なものです。
絶対に忘れないように、そして紛失・流出しないように管理しましょう。
MyEtherWallet(マイイーサウォレット)へのログイン
自分のMyEtherWallet(マイイーサウォレット)が作れたら早速ログインをしてみましょう。
MyEtherWallet(マイイーサウォレット)は非常にセキュリティが強固になっているので、画面上部のメニュー(通貨の送金やお財布状況の確認など)を切り替える度に毎回ログインが求められます。
お財布情報を見る:https://www.myetherwallet.com/#view-wallet-info
それでは自分のMyEtherWallet(マイイーサウォレット)の「お財布情報を見る」ためにログインをしてみましょう。
ここまでで作成設定した「パスワード」「Keystoreファイル」「秘密鍵」この3つを使う事でできるログイン方法は2種類あります。
①KeystoreファイルとパスワードでMEWにログインする
※MEW=MyEtherWallet(マイイーサウォレット)
■ まずKeystoreファイルを選択します。
Keystoreファイルは「UTCーー」から始めるファイル名で保存されています。
■ そうするとパスワード入力項目が出てきます。
■パスワードを入力してアンロックをクリックすればログインが出来ます。
②秘密鍵でMEWにログインする
秘密鍵でログインするのは非常に簡単です。
■「秘密鍵」を選択⇒秘密鍵を入力⇒アンロック
この3ステップだけでログインが可能です。
※秘密鍵の方が手間が少なく簡単なのですが、ここで注意していただきたいのは秘密鍵は最も厳重に管理しなければ危険だという認識を持ちましょう。
他人があなたの秘密鍵を知ってしまえばこれ1つで勝手に操作されてしまうのです。
秘密鍵に限った事ではありませんが、自分のMyEtherWallet(マイイーサウォレット)情報の管理は徹底しましょう。
MyEtherWallet(マイイーサウォレット)の作り方~ログイン完了
お疲れ様でした!
これでご自身のMyEtherWallet(マイイーサウォレット)が完成しましたね!
以上がMyEtherWallet(マイイーサウォレット)の作り方~ログインでした。
引き続きMyEtherWalletの使い方を確認する場合は以下の記事をご覧ください。
今後のMyEtherWallet(マイイーサウォレット)利用について注意
上記がURLが正真正銘、MyEtherWallet(マイイーサウォレット)公式ページです。
今後MyEtherWallet(マイイーサウォレット)を管理するにあたり、ネット上にはパスワードなどの情報を盗もうとする公式サイトそっくりに作った詐欺サイト(フィッシングサイト)が多数見受けられるので、以下の注意点を必ず踏まえておきましょう!
※MyEtherWallet(マイイーサウォレット)を使用する際に必ず以下の点を確認しましょう※
・GoogleやYahoo検索から取引所・ウォレット・ICOなどパスワードを入力するサイトを探さない。
・当サイトなど、自身が信頼のおけるサイトから公式サイトへ行く。
・ブラウザのURLをみて、本当に正しいURLかを目視で確認する。
・一度正しいリンクを確認したら必ずお気に入り(ブックマーク)に入れて今後はそこからしか行かない。
それでは本日も記事を読んでいただきありがとうございました!
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