
Zaif(ザイフ)を利用していて取引画面を見ると「リミット売り・リミット買い」という表示がありますね。

Zaifを利用している方にお伺いしたいのですが、
「リミット注文」を使用したことはありますでしょうか?
また、
「リミット注文(リミット売り・リミット買い)」の意味を理解できている方は非常に少ないのではないでしょうか?
仮想通貨の投資をしている方には仕事中も気になって仕方ない、用事をしている間に買い時(売り時)を逃してしまった、常にチャートを見てしまっているなど時間と心の余裕を消耗してしまっている方も多いことでしょう。
時間が空けば常にスマホやPCの画面を見てしまってはいませんでしょうか?
Zaifのようなチャット機能のある取引所だとチャット内で交わされているやり取りに惑わされてしまったり、いつの間にか何時間もチャートとチャットを見続けてしまっていたり。。これでは時間の無駄ですね。
そこで活用してほしいのがリミット注文という機能です。
ちなみにリミット設定を行える国内の仮想通貨取引所はZaif(ザイフ)のみです。
ややこしかったり理解しやすい説明がないことから初心者系の方はリミット注文を無視して利用している場合がほとんどのようですが、Zaifでの注文時にリミット売りや買いの設定を出来る事はかなりのメリットであり他の取引所に差を付けている点の一つです。
きっとリミット注文を駆使することで多少なりとも時間や心の余裕が出てくるでしょう。
という事で今回はZaif(ザイフ)でのリミット注文について解説してゆきます。
目次
Zaif(ザイフ)のリミット注文とは?

Zaif(ザイフ)のリミット注文とは指値注文(逆指値注文)にあたる機能です。
FXなどの取引だと指値注文と逆指値注文は別の機能とされていますが、Zaifのリミット注文は基本的にひとまとめの機能とされています。
OCO注文やトレールなどはできないため、利確と損切りを同時に設定することはできませんので注意が必要です。
と言いつつ、これでは仮想通貨の投資しかしていない方は理解出来ないと思いますので詳しく解説してゆきます。
Zaifのリミット注文とは自動的に売り買いしてくれる機能
Zaifのリミット注文とはあなたが注文をした際に更にその一歩先までの注文を出来る機能です。
ちなみに指値注文は理解していますでしょうか?
もしも指値注文のことが分からない場合はこのまま読み進める前に、以下の記事を先にご覧ください。
そして話を戻しますが、
Zaif(ザイフ)内のリミット注文というのは、指値注文のさらにその先の注文をいっぺんに入れる事の出来る機能。いわゆる「逆指値」のことです。
指値注文をする際に合わせてリミット注文も入力しておくことで売買の一連の往復を自動で行ってくれます。
- 買いの指値注文をする場合のリミット注文は「リミット売り」
- 売りの指値注文をする場合のリミット注文は「リミット買い」
「80円で買う→その後100円で売る。」
「100円で売る→その後80円で買う。」
このように売買の往復を1回の指値注文で可能になるのがZaifのリミット注文です。
Zaifでリミット注文を設定しておくことで自分で頻繁に値動きを気にしなくても自動的に利益を確定してくれるという事ですね!
分かりましたでしょうか?
恐らくこれだけではまだイマイチ理解出来ていないと思うので、実際の手順を交えて解説してゆきます。
Zaif リミット売り(手順と流れの理解する)
■ 仮に今現在のBTC価格が98万円だとします。
例えばこの状況であなたが1BTCが90万円になったら購入する指値注文を入れて、尚且つリミット売りを100万円で設定した場合。

【画像の買い注文(リミット売り)をした場合の流れ】
98万円からBTCの価格が下がってゆき90万円になったら買いの指値注文が入り自動的に購入されます。
その後BTC価格が90万円から上がってゆき100万円に達したらリミット売りの注文入り自動で売られます。
という事は、90万円で購入して100万円で売ったので10万円の利益確定となります。
Zaif リミット買い(手順と流れの理解する)
当然ですがリミット買いの逆のことがリミット売りとなります。
BTCの売買を例にした場合、
Zaifのリミット買いが「日本円→BTC→日本円」だったのに対して、
Zaifのリミット売りは「BTC→日本円→BTC」となります。
リミット売りをする場合は売ってから安値で買い戻すという事になります。
■ 仮に今現在のBTC価格が120万円だとします。
例えばこの状況であなたが1BTCが150万円になったら売る指値注文を入れて、尚且つリミット買いを100万円で設定した場合。

【画像の売り注文(リミット買い)をした場合の流れ】
120万円からBTCの価格が上がってがってゆき150万円になったら売りの指値注文が入り自動的に売却されます。
その後BTC価格が150万円から一気に下がってゆき100万円に達したらリミット買いの注文入り自動で購入します。
という事は、BTCを150万円で売って100万円で購入したので、50万円の利益確定となります。
Zaif(ザイフ)を利用する際にリミット注文を使いこなすことで
Zaifでリミット注文を使えば、「買ったものを売る・売ったものを買い直す」これが自動で行われます。
リミット注文=自動で利益確定するまでの売買の往復を設定することが出来る。
よって、Zaifで仮想通貨の売買をする際に「指値注文+リミット設定」を使いこなすことが出来れば値動きから目を離していても自分の想定している範囲内の売買が行われるので、時間的喪失や精神的負担も軽くなり、尚且つ機会損失にもなりにくくなるのです。
Zaifのリミット注文の取り消し、変更のやり方
Zaifのリミット注文のする上で覚えておきたいのは注文の取り消し方法です。
状況は刻一刻と変わっていきますのでリミット注文をしたものの、取消しや変更をしたくなることもあるでしょう。
その時はZaifの「注文一覧」というところを見ると端の方に「リミット変更」と「取消し」の項目があるので、そこで決めていた金額の変更と注文自体の取り消しをすることができます。
Zaifのサーバーの弱さを指値+リミット注文でカバー
Zaifは手数料が安く多くのユーザーに支持されている仮想通貨取引所ですが、サーバーの弱さに不満を持っている方も多いでしょう。
アクセスが多くなり過ぎるとサーバーがパンクして注文が通らなくなったリ、取引画面が開けなくなるという事がZaifでは起こります。
急激な暴騰暴落時などサーバーがパンクしてしまうと、その時の価格で注文を手動でする成行(なりゆき)注文では成立しない、もしくは成立するまでかなり時間がかかる事があり、買い時売り時を逃すことにつながります。
特に価格が大きく変動しているときに起こりやすく、今年に入ってからも何回かそのような場面がZaifでは見られました。
これがZaif取引所最大の欠点なのです。
それをカバーする意味でもZaifを利用する際には指値・リミット注文を上手く使うようにしましょう。
手動で注文したくても注文が通らず機会損失になることを回避するためにあらかじめ指値注文を使う事でサーバーが混雑しているときでも比較的自動で注文が通りやすくなります。
そして指値注文を入れるのであればリミット注文設定も合わせてしておくことで、急激な激しい値動きに対しての準備になるので、Zaifでは指値+リミット注文で取引するのに慣れる事をおすすめします。
Zaif(ザイフ)のリミット注文の注意点
Zaifの指値・リミット注文は自動で行ってくれるので365日24時間取引ができる仮想通貨においてとても便利ですが、暴落・急騰の時に利益をとり損ねたり、損失が出ている事に気が付かない場合があることは理解しておきましょう。
1BTC=100万円で指値注文が通り、その後調整なしに150万円まで価格が上昇したとします。
しかしあなたが120万円でリミット売りをしていた場合は当然120万円で売却が成立します。
という事は、どんなに勢いよく価格が上昇して盛り上がっている最中だとしても120万で自動売却(20万円の差益確定)となり、「この状況ならホールドしてた方がよかったのに」という後悔もあるかもしれません。
あなたが指値で1BTC100万円、リミット売り120万円の買い注文を入れていた場合に、
上記とは逆で1BTC=100万円で指値注文が通った後で70万円まで暴落したとします。
当然120万のリミット売りは何も意味がないので100万で購入後→70万=30万円の含み損となります
損切りしたい場合には手動でやらなければなりませんので完全放置しすぎると中途半端な売買になってしまう可能性もあるという事です。
Zaifの指値・リミット注文をしているからといってあまりにも値動きを気にしなさ過ぎると、それはそれで中途半端な結果になってしまったり、損失に気が付かないままになる可能性もあります。
過度に値動きを見る必要はなくなっても、完全放置ではなく何となくは気にしておきましょう。
自分のいれた注文が機能するであろう値動きをした際には一応確認することをおすすめします。
Zaif(ザイフ)リミット注文についてのまとめ
Zaifのリミット注文のことが理解出来ましたでしょうか?
さらに微々たる差ですが、指値やリミット注文での売買は手数料も少し安くなります。
Zaifは元々手数料が低いのでこだわる必要はないでしょうけれどもこれもメリットには違いないですよね^^
リミット注文を使うことで、仮想通貨の売買方法の幅が広がりますし、今までより日常生活に時間と心の余裕を持てるようになると思いますので、是非使ってみるといいでしょう!
それでは本日も記事をお読みいただきありがとうございました。
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