- ビットフライヤーのハッキング疑惑浮上
- 韓国取引所Upbitの詐欺疑惑
- マウントゴックスのBTC売り
このように複数の悪要因が重なり噂と事実が入り混じって仮想通貨市場は下落しています。
ビットフライヤーのハッキング疑惑の噂が広まっていますが、
今の相場を下げている最大の理由はUpbitの詐欺疑惑だと思われます。
このページでは最も下落に大きな影響を与えていると考えられる韓国最大手取引所Upbitの詐欺疑いについて状況を確認してゆきましょう。
目次
韓国の大手取引所Upbit(アップビット)
Upbit(アップビット)は2017年に設立した韓国の大手仮想通貨取引所です。
運営会社がカカオトークで有名なDunamu Inc.であり、BITTREXと提携をしています。
日本でUpbit(アップビット)は馴染みがありませんが、韓国では取り扱い通貨の種類が非常に多く重宝されている人気の仮想通貨取引所です。
実際に世界の仮想通貨取引所の中でもトップ10に入っており、中国はバイナンス、韓国はUpbitと言われるような大きな取引所なのです。
そんな韓国最大の取引所Upbitに詐欺の疑いがかかる
本日韓国の各メディアにて、韓国最大であり世界4位の取引所であるUpbitに対して詐欺疑惑が浮上しているとの報道がありました。
韓国の大手取引所Upbitの中で顧客の資産が企業口座に振り込まれていたという事や、実際の保有量よりも多くの仮想通貨を顧客に販売し、取引をしていた疑いがあることから詐欺の疑惑により警察が家宅捜索に入っているとのことです。
この報道をからUpbit内のBTC/KRW(ウォン)の取引高が急激に上昇したことで世界的に見ても韓国相場のみ特別大きな下落となっています。
韓国検察は3月より韓国国内の仮想通貨取引所を調査しており、他の取引所にも厳しい捜査を行っていましたが、遂にUpbitにメスが入ったのです。
Upbit(アップビット)が詐欺の疑いをかけられている理由
Upbitが詐欺の疑惑をかけられている理由として、実際に保有する通貨量以上、もしくは保有していない通貨の取引に対応していたという事のようです。
UpbitはBITTREXと提携していますが、実はUpbitが直接サーバーを管理しているのはKRW(ウォン)建てのみ。
その他BTC建てなどはBITTREXが管理しているようなのです。
しかし利用ユーザーはUpbitでKRWペア以外にもBTCなど様々な取引が出来ます。
UpbitではKRW建て以外の通貨ペアに対応するサーバーを管理していないはずなのに、数百種類もの通貨を自由にUpbit内で取引出来ている事が、
「扱えない通貨を扱っているようにデータ上で見せているのではないか?=詐欺なのではないか?」
という事から詐欺の疑いがかけられているようです。
追記
以下、韓国のニュースメディアの記事です。
http://news.hankyung.com/article/201805114248g
どうなるUpbit?どうなる韓国仮想通貨市場?
韓国は日本と同様に国民の仮想通貨熱の高い国です。
その韓国で大打撃となる事件は、韓国内だけでなく当然ながら世界の仮想通貨市場に大きく影響するでしょう。
また、韓国ではリップル(XRP)が人気だったりと、日本人と似たような通貨へ投資する傾向があり、爆買いしていたユーザーも多いと思われますので、韓国の仮想通貨市場が傾いてしまうとまた仮想通貨の伸び悩みの時期に入ってしまう可能性が高いため、なんとか立て直していただきたいところです。
Upbitの詐欺疑惑捜査のその後にも注目してゆきましょう。
ビットフライヤーの件については以下をご覧ください。
それでは本日も記事をお読みいただきありがとうございました。
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