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北朝鮮が韓国の仮想通貨取引所を攻撃!?今一度考えたい個々のハッキング対策。


 

韓国の仮想通貨取引所へのハッキング攻撃が相次いでいることが話題になっています。

参考:http://news.livedoor.com/article/detail/14258429/

 

2017年末には韓国の仮想通貨取引所である「ユービット」が北朝鮮からと思われるハッキング攻撃を受け顧客の資産の15%を奪われ破産しています。数年前に起こったマウントゴックス社の保証も未だなお完結していないので、一旦盗まれると保証はなかなか難しいのが現実です。

日本でもコインチェックの騒動もありましたので、仮想通貨のセキュリティ面への不信感が払しょくされていません。

しかし将来性のある仮想通貨への投資は魅力的です。

韓国の取引所から何を学ぶべきなのか今一度考えてゆきましょう。

 

目次

北朝鮮が韓国の仮想通貨取引所を攻撃した?

先に言っておくと北朝鮮が関与しているもしくは犯人とされていますが、真相はわかっていません。

韓国の取引所がハッキング攻撃を受け顧客から預かっていた資産を次々に奪われていることがわかり、その容疑者として北朝鮮の名前が挙がっているだけで国として行っているのか北朝鮮にいる犯罪組織なのか、他に犯人がいるのかも定かでありませんが、北朝鮮にはハッキング攻撃を仕掛ける技術力は十分にあるとされています。

その疑惑がある中で記憶に新しいのが、昨年12月の韓国の仮想通貨取引所「ユービット」のハッキング事件です。

参考:https://jp.reuters.com/article/bitcoin-exchange-southkorea-idJPKBN1ED1AL

 

韓国では2017年10~11月に同国内のすべての仮想通貨取引所を政府が調査し、セキュリティーの脆弱性が露呈した結果となっていました。

 

仮想通貨は常にハッカーの攻撃対象になっている

近年急激に成長した仮想通貨だがまだまだセキュリティーに難があるのは否めません。

ハッカーの攻撃が集中しているのは東南アジアなどまだセキュリティーが甘い国々がメインですが、日本もターゲットにされないとは言い切れません。特に2017年末あたりから仮想通貨の投資を始めた人の中には、未だに「仮想通貨って何?」という感じの人も少なくないでしょう。

一人一人の仮想通貨に対してのリテラシーが低いまま取引をしており、尚且つまだまだ若い仮想通貨取引所はハッカーからすればカモと思われても仕方ない状況なのです。

 

資産を守るには適切なウォレットで管理しておこう

これまでの仮想通貨の問題は仮想通貨の自体というよりは、取引所のずさんな管理にあると言っていいでしょう。

特にコインチェックでも話題になったウォレットの管理は、取引所だけでなく1人1人がきちんとしておく必要があります。仮想通貨を扱うにあたってウォレットの管理はセキュリティーの基本中の基本です。

そこでいまさら聞けないウォレットについてわかりやすく解説していきます。


ホットウォレットとコールドウォレットの違い

コインチェック騒動でも出てきた言葉であるホットウォレットとコールドウォレット。

ウォレット=財布という意味で仮想通貨を入れておく財布というイメージですね。

ホットとコールドなので真逆の意味合いがあるのがわかると思います。

単純にホットはネットにつながってる、コールドはネットにつながってないということです。

簡単なホットウォレットとコールドウォレットの違い

ホットウォレットの特徴

随時インターネットにつながっているウォレット

【メリット】
⇒仮想通貨の取引をする時に手間がかからなくて便利(出し入れ楽)

【デメリット】
⇒セキュリティー面で弱い(ハッキングリスク有)

コールドウォレットの特徴

随時インターネットにつながっていないウォレット

【メリット】
⇒セキュリティー面ではとても強い(ハッキングリスク無)

【デメリット】
⇒仮想通貨の取引の度にパスワードの打ち込みや、ホットウォレットに移し替えなけば使えない(出し入れ面倒)

 

ハッカーが狙うのはホットウォレットにおいてある資産

北朝鮮の攻撃とされているものもコインチェック騒動もホットウォレットが攻撃されています。

どれだけ腕のいいハッカーといえどネットにつながってない場合は手を出せませんので、コールドウォレットの方がセキュリティー面で圧倒的に安心感があります。

しかし使い勝手という面ではいろいろプロセスが増えるのでセキュリティ以外の面では使い勝手に不自由さを感じることもあります。とは言え長期にわたって保有する投資をするなら文句なしにコールドウォレットに保管すべきです。

コールドウォレットが銀行、ホットウォレットが普段使いの財布というイメージですね。

短期~中期で取引を続けて利益を出して行こうとしている人は、売買するためにもホットウォレット管理、更には取引所に資産をおくことになります。この際には全ての資産を1か所に置くことはせずに、取引所・ホットウォレット・コールドウォレットを上手く使い分ける必要があるでしょう。

 

ホットウォレットでは2段階認証は絶対にしておくべし!

取引所に登録した場合「2段階認証を設定してください」という文章が表示されていると思います。

これをするだけである程度のハッキング攻撃からウォレットを守る事ができます。

2段階認証をしていない状態は非常にセキュリティが弱い状態ですので2段階認証は必ず設定しましょう!

少額しか投資せず失っても構わないという人には、コールドウォレットはプロセスが増える分面倒に感じると思います。

とはいえなくなっていいお金などありませんから、最低限のセキュリティは行いましょう。

ネット上に資産を置くのであれば2段階認証が必須です。

 

まとめ

仮想通貨はまだまだ成長が見込める分野です。

おそらく物々交換から金貨・銀貨、金貨・銀貨から紙幣に移り変わるときも様々な問題が起こってきた事でしょう。

 

これからは紙幣から仮想通貨への転換期といっていい時期になります。

しかし、多くの先進国ではクレジットカードが主流になっていますが、日本は未だ現金主義が目立つ国。

そんな現金主義の国がいきなり仮想通貨へと移り変わるにはスムーズに切り替われるはずがありません。

そこを狙って悪行を働く人間は今後も出てくることでしょう。

 

現状の仮想通貨市場では犯罪者からどうやって自分を守るかという事は常に念頭に置くべきです。

本来あるべき姿は取引所が銀行の様に決して破られることのない強固なセキュリティーと徹底的な資産の管理を行う事で、安心して利用できる場所になることですが、現状確実だといえるレベルではないので「自分の資産は自分で守る」という対策が重要となってくるのです。

 

それでは本日も記事を読んでいただきありがとうございました!

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