仮想通貨の話をしているとマイニングの話が出てくることがたびたびあります。

そして、その時出てくる専門用語として「PoW」と「PoS」というものがあります。

マイニングに関する基礎知識なのですが、実はこれらが何なのか答えられる方はかなり少ないと思います。

読み方は「ポウ」とか「ポス」じゃないですよ(笑)

  • 「PoW」はProof of Work(プルーフオブワーク)の略。
  • 「PoS」はProof of Stake(プルーフオブステーク)の略。

PoW・PoSの違いを売りにしている仮想通貨もあるくらいなのでここでちゃんと理解しておきましょう!

そもそもマイニングとは何か?

マイニングはブロックチェーンに取引記録を記録する作業で、自分が持っているコンピューターをその記録作業に参加させることを指します。

そしてこの作業は同じでもPoWとPoSでは名称が異なり、マイニングとは基本的にPoWに関して使われる名称です。

しかしマイニングという言葉のほうが浸透しているので、記録作業全般のことをマイニングと呼称されることもありますので注意してください

PoW(Proof of Work/プルーフ・オブ・ワーク)とは?

それでは本日の本題に入ります。まずはPowについて。

PoWとはProof of Work(プルーフオブワーク)の略称で、仕事量の証明という意味合いがあります。

取引の記録作業をしてくれた人(PC)に報酬として仮想通貨を渡すというものです。

厳密に言うと一番早く記録作業を終えた人(PC)に報酬が支払われます。このスピードが仮想通貨の処理速度に大きな影響を与えるので、仕事ができる人が報酬をより多くもらえるようにしています。

協力してくれた人に対価を払うというシンプルなものなのでわかりやすいと思います。

元祖仮想通貨であるビットコインや、モナコイン、ライトコインがこの方式を採用してPoSより前から使われていました。

PoW=Proof of Work(プルーフオブワーク)は、より多くの人に取引の記録作業をしてもらうことで取引承認スピードを上げたり、互いに監視しあうことで安全性を高めることができる方法です。

ビットコイン、ライトコイン、モナコイン、モネロ、ダッシュ、多くの仮想通貨はPoWを採用しています。

しかしPoWにはデメリットが3つあります。

電力を大量に消費する

一番早く記録作業を終えるには相当高いスペックのコンピューターが必要になってきます。

スペックが高くなればなるほど消費する電力量も跳ね上がることになります。

電力も有限の資源なので環境への悪影響も考えられています。

51%攻撃の恐れ

聞きなれない言葉ですがスペックの高いコンピューターや電力を確保することも、さらにはそもそもそのコンピューターを置く場所を確保することにも資金力がなければできません。

そして資金力のある人が他の人では太刀打ちできないレベルでマイニング作業をすると取引記録を集中的にこなすようになり、過半数の51%の記録作業をするとその人の気持ち次第で仮想通貨の価値が左右されてしまうことになる恐れがあることを「51%攻撃」といいます。

具体的にはその人の嫌いな人の取引だけを非承認としてしまえば、嫌いな人は仮想通貨で取引することができません。

さらにその人のマイニングしているコンピューターがダウンしてしまうと取引ができませんし、価値も下がってしまいます。

それは仮想通貨の基本的な概念である非中央集権型モデルに反することになるのです。

将来的にマイニングしてくれる人が少なくなっていく

ビットコインは発行上限が決まっています。

今は新規発行している分を報酬に回していますが、それを渡しきると送金時の手数料から支払われるためかなり目減りします。

実際マイニング報酬は順次引き下げていくことが決まっています。

現時点では問題ないですが私達よりも下の世代の事まで考えるとかなり問題になってくることが予想されています。

PoS( Proof of Stake/プルーフ・オブ・ステーク)とは?

続いてPoSについて。

PoS=Proof of Stake(プルーフオブステーク)は、PoWのデメリットを解消するように作られた方法です。

ビットコインのマイニングに対しPoSで報酬をもらうことはフォージングと呼ばれます。

これはPoWが仕事量に対してPoSはその仮想通貨の「保有量」に対して報酬が支払われます。

Stakeは出資という意味がありますね。

「じゃあPoSを採用している通貨ばかり沢山持っていたほうが特じゃん」と思うかもしれませんが、実際は仮想通貨持っているだけでなく、バリデーターという資格のようなものを持たないと報酬は受け取れませんのでご注意を。

そして、PoSの場合情報処理の速さは必要ないため電力消費が低くなります。

さらに51%攻撃でその仮想通貨の価値を落とすようなことをすれば、その人が持っている仮想通貨の価値を落とすことになるため51%攻撃の心配もあまりないと言えます。

その他のメリットとしてはその仮想通貨を大量に長期保有する人が多いので、価格が比較的安定しやすいということが言えます。

ちなみにPoSを採用している(する)仮想通貨では、イーサリアム(まだ完全ではない)、リスクが代表的です。
その他はカルダノ(ADA)、ネオ(NEO)、XPなどがあります。

しかし、Posにもデメリットはあります。

通貨の原則として流動性がないと価値が低くなる恐れがあります。

長期保有しておけばほとんど手間をかけずに利益を生んでくれますから手放さないですよね。

ですので現在は流動性があまり重要でないイーサリアムやリスクがPoSをしています。

どちらも発行上限がないので将来的な報酬も心配ないですが、お金持ちがよりお金持ちになることへの反感は残っています。

それがどうなっていくかは予測が難しいですね。

PoW・PoS以外にも例外がある。

リップル(ripple/XRP)であれば「PoC」

PoC=Proof of Consensus(プルーフ・オブ・コンセンサス)です。

PoCはPoWのように大勢のマイナーが計算をしてゆくのではなく、一部の承認者と呼ばれる役割を担う人により承認作業は行われます。これによりPoWのような無数の膨大な計算をする必要がないため、電気を消費する必要もなく、高速での取引が可能になっている。

大手企業などによる承認作業のため信頼性が高いのです。

しかし、PoCだと一般の人が承認者として参加することは不可能であり、一部の限られた承認者だけの作業になるため、もはや仮想通貨の特徴である非中央集権型ではなくなります。

ネム(NEM/XEM)であれば「PoI」

PoI=Proof of Importance(プルーフ・オブ・インポータンス)です。

ネムはマイニングの代わりにハーベスティングが行われることによって正しい取引記録をブロックチェーンに書き込んでゆきます。

PoIは重要性を証明する事になるのですが、その方法が簡単に説明すると、大量のNEMを様々な取引して動いている状態にある、いわばアクティブにNEMの売買をしていて尚且つ自分でNEMを沢山保有している人に承認権利が与えられる。

取引を沢山しているNEM保有者はコインを得られる機会があるってことですね。

カウンターパーティー(Counterparty/XPC)であれば「PoB」

PoB=Proof of Burn(プルーフ・オブ・バーン)は「コインを燃やす」という意味があります。

古いコインを燃やす(使えなくする)事で新しいコインを得ることが出来ます。

古いコインはXPC以外の通貨のことです。例えばビットコインを2度と使うことが出来ないようにする変わるにその対価として新しいコインを貰うことが出来ます。

こうすることでPoBであれば流動性の確保と自由度、何よりXPCの価値が高まってゆくのです。

マイニングとPoW・PoSについてまとめ

この記事でマイニングだけでなく、PoWとPoSの違いや仕組みは理解できましたでしょうか?

基本的にはPoWが多く、PoSはプラットフォーム系通貨に採用されている事が多いです。

またリップル、NEM、XCPなど、独自のマイニング法を持った通貨があるので、これを比べるとまた通貨のあり方や見え方が変わってくるのではないでしょうか?

一般企業でもそうですが報酬を渡す基準がその企業の社風を作る(売上を上げる人に報酬を多く渡すなど)とされています。

何に対して報酬を払うかという事や、どこで利益を上げるようにしているかを知ることで、その組織がどういう考え方を持っているかもわかってきますね。

投資で重要な将来性の判断材料になることもあります。

という事で、今後もいろいろと勉強していきましょう!

それでは本日も記事を読んでいただきありがとうございました!

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