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中央集権型と非中央集権型の意味とメリットデメリットを理解する


仮想通貨の思想設計には非中央集権的な仕組みというものがありました。

現金として利用されている法定通貨のように、制御する中央組織を担ぐことなく、

プレイヤー全体がその価値を決めていくのが非中央集権的な仕組みといえます。

とはいえ、仮想通貨でありながら、所在を明確にする中央集権的な仮想通貨も生まれてきています。

果たして、仮想通貨を管理するシステムとしては中央集権的な仕組みのほうがいいのか、

非中央集権的な仕組みのほうがいいのか。詳しく見ていきましょう。

中央集権型のメリットとデメリット

まずは中央集権型のメリットとデメリットを見ていきましょう。

ちなみに、中央集権型と非中央集権型のメリットデメリットはかなり対照的なものになります。

メリット

中央集権型のメリットとして最も注目されるのは、

強力で善良なリーダーがいる場合、変更や修正を決定する決断コストが非常に低いことが挙げられます。

つまり、これがいいとリーダーが決めそれが優れている場合、

即断即決といった意味で時間的なコストが非常に短縮されるのです。

また何かトラブルがあった時に、だれが責任を取るの明確になっているため、

補填やトラブル対応も素早く行動が出来るでしょう。

デメリット

一方で、中央集権型のデメリットは、

良くも悪くもリーダーの資質によってしまうということでしょう。

 

先ほど善良なリーダーであれば決断が早く公平であると話をしましたが、

これが悪意あるリーダーであればどうでしょう。

 

非常に危険ですね。詐欺などの問題もまさにこれで、

中央集権型のデメリットを防ぐためには、第三者の管理機関のような

リーダーの行動を監視する機関が必要になります。

中央集権型とはまさに、国家と国民のような関係性です。

非中央集権型のメリットとデメリット

続いて非中央集権型のメリットとデメリットです。

非中央集権型は基本的には仮想通貨が生まれた理由をしっかりと引き継いでいるといえます。

しかし一方で、その苦しみもあるようです。

メリット

非中央集権型のメリットは、なんといっても

多くの人の利益によって様々なことが動いていくということでしょう。

 

民主主義的な意思決定の仕組みを内包している仮想通貨では、

利用者であるプレイヤーにとって最も利益が出来るように行動されることが期待されています。

経済学に詳しい人は「神の見えざる手」と表現するかもしれませんね。

 

価格だけでなく技術のアップデートなども、

プレイヤーが不便と最も感じているところから、

どんどんプレイヤーの期待に沿って変更されていくことになるでしょう。

デメリット

一方で非中央集権型のデメリットは、

まさに多くの民主主義国家が感じているデメリット。

つまり、利益相反が発生したときに意思決定速度が大きく遅れてしまうということです。

 

2017年8月のビットコインのハードフォークを思い出してください。

あの時は、ビットコインのスケーラビリティ問題に対応するため、

Segwitの導入に対して大きな議論が巻き起こりました。

 

結果として、議論に収拾がつかず、

Segwitの導入反対&ブロックの大きさだけを変えよう

という主張をしていた人たちが、ビットコインを分裂。

ビットコインキャッシュという新しい仮想通貨が生まれてしまいました。

 

このときもしも中央集権的な仕組みであったらどうだったでしょうか。

一通りの意見が出尽くしたところで、リーダーがどちらがいいか結論を出します。

その結果、確かに不満があるかもしれませんが、

新しい仮想通貨が生まれるといった混乱は避けることが出来たのではないでしょうか。

 

このように、非中央集権的な仕組みでは、

コミュニティの不満をすべて内で解決していくのが難しくなってしまうのです。

どちらがいいとは一概には言えないかも?

中央集権的な仕組みと非中央集権的な仕組みの

メリットデメリットは、まさに合わせ鏡といえるかもしれません。

結果としてどちらのほうが正しいかは一概にいうことはできないでしょう。

 

特に仮想通貨はまだまだ発展途上の技術・思想であるため、

ある程度かたまっている法定通貨のようには簡単に断じることは難しいのです。

 

法定通貨であれば、景気統制的な意味も含めて、

中央集権的な仕組み以外に考えられないといわれています。

これは、法定通貨の持つ力と仮想通貨の持つ力が違うために結論が出ていることといえるでしょう。

仮想通貨はどこへ行くのか

中央集権的な仕組みと非中央集権的な仕組みについてみてきましたが、仮想通貨はどこへ行くのでしょうか。

というのも、仮想通貨とはそもそも現在の法定通貨の持つ中央集権的な仕組みに挑戦するように作られた技術ともいえます。

それでも、イーサリアムやライトコインといった主要通貨では、開発者の力がかなり強く、

リップルはもはや非中央集権的な仕組みとは言えない状況になっています。

果たして、思想的な対立についてはどのような結論を出すのか。

仮想通貨自体の発展性にも注目です。

 

それでは本日も記事をお読みいただきありがとうございました。

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