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上場後にICO割れを起こした暴落コイン【スピンドル&パトロン】


上場後に激しくICO割れするコインが目立っている現状

「ICOで手に入れた仮想通貨で必ず儲けられます!」という話をTwitterやYouTubeでよく目にする一方で「ICOは98%が詐欺だ」という意見も出てきています。

実際にICOが行われる草コインの中で、上場後にICO価格を大きく下回る「ICO割れ」を起こす仮想通貨が非常に目立つようになってきました。

ICO割れとは
ICOでの販売当初に付けていた価格を下回ること。

特に直近では、スピンドルとパトロンという2つの仮想通貨が大きな「ICO割れ」を起こしました。

スピンドル、パトロンは両方とも著名な取引所である「HitBTC」に上場していましたので特に大きな話題になりましたね。

今回は、スピンドルとパトロンのICOについて、

そして上場後の「ICO割れ」について、記事内で解説をしていきます。

GACKTさんで話題になったスピンドル(SPINDLE/SPD)のICO

スピンドルは、別名「GACKTコイン」とも呼ばれている通り、

超大物アーティストGACKTさんが開発に携わっている仮想通貨です。

年明け早々のブログでは新年の挨拶と共にスピンドルについて書いていましたね。

GACKT OfficialBlog:新年の改めての挨拶とSPINDLEファンのみなさんへ

仮想通貨スピンドルは、投資や運用を行うプラットフォームである「SPINDLE」で利用できるトークンで、匿名性が高く公平であると、ホワイトペーパーには記載されています。

しかし、ホワイトペーパーの中身みはいまいちピンとこないというか、

これまで上場してきた仮想通貨の焼き直しに見えなくもない内容だという印象を受けます。

そんなふわっとしたプロジェクトの様に見えていたのですが、

ICO後の上場スケジュールについては、当時から5か所もの取引所への上場が決まっていました。

仮想通貨は通常1か所~3か所ほどの取引所に初上場するのが通常なので、

上場する取引所の数について言えば、スピンドルは優秀だったのかもしれません。

仮想通貨の上場について豆知識

実は仮想通貨の取引所上場というのはお金をかければ出来てしまうという背景があります。

上場すべきして上場したのか、無理やり上場させたのか。

上場した理由となる背景が想像出来ればそのICOが上場後にどのような値動きになるのかもイメージ出来るでしょう。

スピンドル(SPINDLE/SPD)上場後に激しく大きくICO割れ

スピンドルのICO価格は1SPD=0.00033 ETHで、約27円で配布されました。

そして遂にスピンドルは5月19日に

  • HitBTC
  • Yobit
  • BTC-Alpha
  • Livecoin
  • Exrates

これら5つの取引所に上場をしました。

上場後の価格推移はというと、以下の通りとなりました。

上場当初は、1SPD=27円ほどまで上昇維持していたのですが、すぐに暴落。

5月22日には1SPD=5円以下にまで下落してしまいました。

つまりスピンドルはICO時の5分の1以下の価格まで下がったことになります。

 

ICOを行っていた際の価格よりも下回ることをICO割れと言いますが、

スピンドルのICO割れはかなり酷いですね...

 

HitBTCにおけるSPDの上場後の出来高も確認してみましょう。

左が買いのデータ、右が売りのデータです。

SPDの買合計が2.797BTC分であるのに対し、売りの合計が29710900SPDとなっています。

売りが圧倒的に多いことがこのことからもわかると思います。

 

ド派手な買い煽りで話題になったパトロン(PATRON/PAT)のICO

続いて、仮想通貨「パトロン」のICOと上場後の動きについても紹介します。

パトロンは日本人の経営者が中心として開発が行われている仮想通貨です。

開発の代表者は久積篤史氏で、元ネオヒルズ族でもあり「与沢翼の弟子」であるともいわれています。

ネオヒルズ族全盛期のネットビジネス業界では知らない者はいないほどの有名人であり、TVなど各メディアにも多数出演をしていました。

その後はインスタグラムをはじめとしたインフルエンサーに注目しビジネスを手掛けています。

パトロンが開発しているのは「インフルエンサー・プラットフォーム」というものです。

パトロンのプラットフォーム内に影響力のあるインフルエンサーの情報を保存します。

すると、インフルエンサーを頼って自社製品を公告したい広告主はパトロンのプラットフォームでインフルエンサーをじっくりと吟味して選択することができるようになるそうです。

パトロンのICOは「PREMIUM SALE」「PreICO」「Public」の 3回に分けて行われ、それぞれのICOでの販売価格は異なっていました。

更に先月、上場目前の段階でド派手に買い煽りをするキャンペーンが行われていました。

そこでは、これまたかつて与沢翼氏の元にいたという今井きょうへい氏によって紹介されていました。

ネットビジネスのマーケティング集団によって仕掛けられていることが良く分かる人選です。

ちなみに情報によると、

上場前のICOやセール段階でのパトロンの販売は1PAT=20円~80円ほどで行われたそうです。

パトロン(PATRON/PAT)上場後に激しく大きくICO割れ

パトロンもスピンドルと同様にHitBTCへ上場をしました。

ICO時の価格は1PAT=20円~80円ほどだったとのこと。

そして、上場日である5月18日から現在までの価格推移は以下の通りとなっています。

上場時は1時1PAT=約180円と、ICO価格の2~9倍ほどまで一時上昇をしました。

しかし、上昇相場はすぐに下落へ転じ、パトロンの上場1時間後には1PAT=約7円にまで下落をしました。

パトロンは何度もICOセールを行っていたため購入するタイミングや窓口によってボーナスや価格が様々だったようですが、

ICOセール終盤で購入している方にとっては、まさかの上場後に価格が10分の1ほどにまで暴落してしまうという悲劇的なICO割れとなったのです。

その後もほぼ下落相場が続いており、ときおり上昇はするもののICO価格とは程遠い価格帯で推移しているようです。

HitBTCにおけるパトロンの上場後の出来高についても、スピンドルと同様に売りが多く出されていることが分かります。

以下画像参考。

スピンドルとパトロンから学ぶ上場後のICO割れについて

以上が、直近で特にひどかった「ICO割れコイン(仮想通貨)」の紹介でした。

今回はパトロンとスピンドル2つのICO,上場後の動きについて紹介しましたがいかがでしょうか。

この2つの仮想通貨に共通しているのは「開発者が有名人であること」です。

 

スピンドルはGACKTさん、パトロンは元ネオヒルズ族でインフルエンサーである久積篤史氏が開発に大きく関わっています。

著名人が関わっているすべての仮想通貨が悪いとまでは言えませんが、仮想通貨開発に携わっている著名人だけを見てその仮想通貨を買うか判断をするのはやめたほうがいいのかもしれません。

少なくとも、「ICOで入手した資金を何に使うか、どのような開発を進めるのか」という面よりも、「この仮想通貨は誰が開発しています」ということや「この仮想通貨は誰が推奨しています」という面に重きを置いて宣伝をしている仮想通貨には気を付けたほうがよさそうです。

紹介者だけでなく開発陣も確認、そしてキチンと中身やプロジェクトの目指している先、進行状況などを見て総合的に投資をするかどうかの判断をしてゆきましょう。

また、ICOは上場がゴールではありません。

上場をゴールだと思っている人ばかりが購入すると今回のようなひどいICO割れを起こします。

上場した瞬間に売り抜ける事を目的に購入して上手く出来るのであればそれでもいいかもしれませんが、時と場合によっては売り抜け出来ずに下落してしまう場合もあります。

そんなICO割れコインを掴まないためにも自分の意思をもって判断出来るように知識を付けましょう。

それでは本日も記事をお読みいただきありがとうございました。

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