この記事ではNEMのカタパルト実装についてとその内容について解説してゆきます。
目次
NEMのカタパルト実装が期待される!
ホリエモンも注目していることや、コインチェック騒動から何かと話題に上がる知名度の高い仮想通貨の一つNEM(ネム)ですが、その価格がさらに上がるかもしれないニュースが発表されていました。
その内容は「2018年5月31日に、NEM(ネム)にカタパルトが実装される」というニュースです。
そしてそのニュースが近いうちに現実となりそうなのです!
テックビューロのカタパルトリリースが正式発表される
5月14日、NEM公式Twitterより遂にカタパルトについてのツイートがありました!
ANNOUNCEMENT: Catapult is now on private network! More info: https://t.co/V9zmQZLC3x pic.twitter.com/F7yzlyIVhC
— NEM (@NEMofficial) 2018年5月14日
そしてこのツイート内にあるリンクのページの内容を一部翻訳すると、
ニューヨークの[CONSENSUS 2018]は、2018年5月14日、ブロックチェーンのソフトウェアとサービスプロバイダーであるTech Bureauが、本日発表された新機能を提供する完全な機能を備えたブロックチェーンエンジンCatapultとして知られるmijin v.2の公開を発表しました。
今回はテックビューロ社のカタパルト(mijinへのカタパルト実装)がリリースされました。
実際に仮想通貨NEM(ネム)にカタパルトが実装されたわけではありませんが、カタパルト実装を待ちわびていたNEMホルダーにとってこれは大きな衝撃となりました。
とは言え5月31日にNEMにカタパルトが実装されるかもしれないというニュースが現実となるのかは微妙なところ。
しかしNEMのカタパルト実装が行われれば機能性能で言うと他の仮想通貨とは一線を化したものとなりますので、その時までじっくり待ちましょう。
とここで、
「そもそもカタパルトってなんやねん!」という方も多いと思いますので
以下では、NEM(ネム)に実装されることになる「カタパルト」について解説をしてゆきます。
NEM(ネム)へ実装されるカタパルトとは
NEMについては、以前別の記事でも紹介しています。
NEMの性質を簡単に説明すると、従来のブロックチェーン技術をさらに進化させた「NEM」という技術を採用した仮想通貨で、ビットコインやイーサリアムよりも送金処理速度が速いことで有名な仮想通貨です。
そんな仮想通貨NEMには「カタパルト」という更に大きく進化する可能性を秘めています。
「カタパルト」は、Zaifを運営しているテックビューロー社とNEMの開発チームとが共同で開発して提供しているプライベート・ブロックチェーン製品の「mijin」の最新版である「mijinv.2」の別名です。
カタパルトは、NEMの機能向上のために開発が進められている技術で、これまで「ディベロッパー・プレビュー・サービス」と、「コアエンジンの評価版リリース」が発表されました。
今回5月31日に、最終バージョンである「デュアルライセンス提供」が開始され、NEMへのカタパルトの実装が本格的にはじまります。
2018年5月31日にリリースされることになったNEMのカタパルト実装ですが、実はこれまで何度かそのリリースが延期されてきています。
当初は2017年の夏時期に第1段階が開始され、2017年中の時期にはNEMへカタパルトが実装される予定でしたが、技術的な理由により延期されることになりました。
カタパルトの実装により何が変わる?
NEM(ネム)にカタパルトが実装されることにより、どのようなことが起こるのでしょうか。
ここからは、NEMにカタパルトが実装されることにより加わる2つの機能について、紹介したいと思います。
NEMにカタパルトが実装されることにより変わること
①-処理速度と容量の向上-
カタパルトがNEM(ネム)に実装されることにより、ネムの送金処理速度の向上が期待されています。
現在、NEMの取引承認速度はリップルを下回っていますが、カタパルト実装後はリップルを上回る秒間4000トランザクションの承認が可能となるそうです。
リップルが秒間1500トランザクションの承認となっているので、それを大きく上回る処理速度になることになります。
また、NEMのカタパルト実装により、送金速度が速くなるだけではなく、データ容量超過による「スケーラビリティ問題」も起こりにくくなります。
②-スマートコントラクトの実現-
今回の「NEMのカタパルト実装」により、追加されるもう一つの機能に「スマートコントラクト」があります。
「スマートコントラクト」は、文字通り「自動的に処理される契約システム」という意味です。
ブロックチェーンシステム上で締結された契約について「Aが契約されたらBが行われる」といったことが自動的に遂行されます。
「通常の契約」であれば、第三者が必要であったり改ざんされる可能性があったりするのですが、「ブロックチェーン上のスマートコントラクト」であれば、第三者が不要なのでコスト削減が期待できますし、ブロックチェーン技術により、データが改ざんされる心配もありません。
NEM(ネム)のカタパルト実装で価格はどうなる?
送金速度が向上する「NEMのカタパルト実装」ですが、NEMにカタパルトが実装されることにより、NEMの価格はどうなるのでしょうか。
ここで、「カタパルト実装後のNEMの値動き」を推測するには、「カタパルトが実装されると噂された時期のNEMの値動き」を参考にするのがベストだと考えられます。
では、「NEMにカタパルトが実装される」と噂された時期である2017年8月~12月までのNEMの市場価格はどのように推移したのでしょうか。
上のチャートは、「NEMにカタパルトが実装される」と噂された時期である2017年8月~2017年12月までのNEMのチャートです。
この数か月間で、NEMの価格は5倍以上まで値上がりしています。
仮想通貨ブームが値上がりに拍車をかけたことは否めませんが、NEMのカタパルト実装について市場が期待していたということも事実です。
今回のNEMのカタパルト実装はほぼ確実に行われる予定なので、実装前後は値が上がる可能性が高そうです。
NEMのカタパルト実装についてのまとめ
以上が「NEMにカタパルトが実装される」ことについての紹介記事でしたが、いかがでしょうか。
5月31日にNEMにカタパルトが実装されることによりNEMの価格が上がるとは断言はできませんが、カタパルトが実装されることにより、NEMの機能が向上することは確実だと言えます。
「コインチェックの流出事件」などマイナスイメージがついているNEMですが、あのハッキング事件はコインチェックのセキュリティの甘さが原因だったので合って、NEMには何の問題もありません。
しかしネガティブなニュースによりNEMの価格が非常に安くなっているため、もしかしたら今がNEMを買う時期なのかもしれませんね。
※上記は今現在の価格がリアルタイムで反映されています。
それでは本日も記事をお読みいただきありがとうございました。
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