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イーサリアム(Ethereum/ETH)4段階のアップデート状況まとめ


仮想通貨ランキング第二位のイーサリアム(Ethereum/ETH)。

※上記は今現在の価格がリアルタイムで反映されています。

実は2018年2月時点で3回のアップデートを繰り返しているのをご存知でしょうか

イーサリアムはアップデートを繰り返すたびにドンドン価値を高めてきました。イーサリアムはリリースされた当初から4回のアップデートを経て完全なものとなると発表されて開発が進んできています。という事は、公式に発表されているアップデートがあと1回残っています。

この4回目のアップデートを皮切りにイーサリアムは爆発的に伸びる可能性があるのです。

それぞれのアップデート内容は専門知識のない人にとって非常に難しいため、今回は出来るだけかりやすく解説していきます!

目次

まず理解しておかないといけないマイニング

イーサリアムのアップデートを語るうえで重要なことはマイニングです。

マイニングは言葉だけなら聞いたことがあると思いますが、実際どういうことか知っていますでしょうか?

イーサリアムに限らず仮想通貨は「マイニング」という方法で新規通貨を発行しているものが多いです。

 

仮想通貨はブロックチェーン技術を使っています。

ブロックチェーンが何たるかは割愛しますが、ブロックという情報を詰め込んだ箱をドンドン積み重ねていくイメージを持ってください。その箱の中に情報を詰め込む作業がマイニングです。

ビットコインではお金のやり取りの情報を、イーサリアムでは自由なプログラミングを詰め込むことができます。

この箱詰め作業のスピードは早ければ早い方が良いとされています

つまりマイニングは仮想通貨の運営を支える重要な役割を担っていると言えます。

そして現時点では一番早くマイニングしてくれた人に、報酬として仮想通貨を渡すPOW(プルーフ・オブ・ワーク)という方法が主流になっています。

イーサリアムのアップデートはPoWからPoSに変えること

PoW(プルーフ・オブ・ワーク)は電力を多大に消費し環境に悪影響を与えますし、ビットコイン(BTC)は発行上限が決まっていますが、イーサリアム(ETH)は発行上限が決まっていません。

PoWのままだと環境を顧みない人に際限なく多くのETHを持つことになり、ETHを大量に売買することにより価格変動を簡単に操作することができる恐れがあります。

そこでイーサリアムはPoS(プルーフ・オブ・ステーク)という方法を採用しようとしています。

これはETHを多く持っている人に報酬を渡す方法です。

ETHを多く持っている人は何もしなくてもETHが手に入れることができるため、その状態を手放すことは考えにくいといえます。

そんなことをして大丈夫かと思われるかもしれませんが、元々イーサリアムはブロックチェーンを使って様々な誰でもアプリケーション(応用ソフト)を作れるようになるプラットフォーム(土台)を作る事が目的であり、決済を目的とするビットコインとは趣旨が違うためイーサリアムにとってマイニングはそこまで大きな役割はありません。

計4回のアップデートはこのPoWからPoSに変わるために必要なプロセスなのです。

イーサリアムは4段階の大きなアップデートを経て完全なものとなる

冒頭でもお伝えした通り、イーサリアムは初めから4回のアップデートを行う事が決まっている状態で世に放たれました。

つまり完全体ではない未成熟な状態で既にイーサリアムはリリースされ、尚且つその可能性と性能から需要が高まり、既に仮想通貨市場の中ではなくてはならない存在となっています。

そして4回のアップデートにはぞれぞれ段階があり、以下の名称がついています。

イーサリアム(Ethereum)4回のアップデート。

  1. フロンティア(frontier)
  2. ホームステッド(homestead)
  3. メトロポリス(metropolis)
  4. セレニティ(serenity)

これらのアップデートが全て完了しPOWからPOSに完全移行した時、もはやイーサリアムの代わりになる通貨はなくなり、確かなるものとなります。

仮想通貨といってもイーサリアムは通貨としての役割を担うためのものではありません。イーサリアムはスマートコントラクトを軸にして、ありとあらゆる事業や開発のプラットフォームになるための技術なのです。

このような大きな期待感からイーサリアムは安定感があり人気の通貨となっているのです。

今までイーサリアムのアップデートの要約

今まででイーサリアムは3段階のアップデートを実施しています。

  1. フロンティア(frontier)
  2. ホームステッド(homestead)
  3. メトロポリス(metropolis)

詳しく説明するととても難しいので、ここではそれぞれの特徴を簡単にまとめてみました。

【1段階/2015年7月】フロンティア(frontier)

画像引用:https://cryptocurrencyblog.com.au/what-is-ethereum/

イーサリアムの第一段階として2015年7月30日にフロンティアが開始しました。

これは一般ユーザーではなくプロ・技術者向けのアップデートですね。

細かいことは割愛しますが、トライ&エラーを繰り返してより良いものをつくり上げていた期間です。

いわば商品開発の段階でまだまだ未熟で商品としては不完全な状態です。

【2段階/2016年3月】ホームステッド(homestead)

画像引用:https://cryptocurrencyblog.com.au/what-is-ethereum/

第二段階として2016年3月14日に開始されました。

フロンティアで様々な試行錯誤をして、商品としてそこそこ使えるレベルに達する直前の段階ですね。

最終チェックをしている段階といっていいでしょう。

【3段階/2017年10月】メトロポリス(metropolis)

画像引用:https://medium.com/cryptomover/what-you-need-to-know-about-ethereums-metropolis-cedbe7a5fc73

現在進行中のアップデートでビザンチウムとコンスタンティノープルの2回に分かれていて

2017年10月16日にビザンチウムが実施され2018年2月現在はコンスタンティノープルを待っている段階です。

すでに販売している商品のブラッシュアップをしている段階ですね。

ビザンチウムでは9つの課題をクリアするのが目的ですが、大きなものはセキュリティの強化、匿名性の追加、マイニング報酬の減額、送金の可否が事前にわかる、といったものです。

コンスタンティノープルは2018年中には実施されるとされています。

詳細はビザンチウムでの結果次第といったところが多く、まだすべての情報は公開されていません。

アプリケーションを作る人の負担を軽減したり、自由度を上げるようになるとされています。

そしてイーサリアムの最終形へ「セレニティ(serenity)」

【4段階/未定/2018年中】セレニティ(serenity)

アップデート時期はまだ未定ですが、最後のアップデートであるセレニティ。

これでPoWからPoSに完全移行するとしています。

フロンティアが始まる前から決定事項としていたのでほぼ間違いなく実行されるでしょう。

これが完成されればイーサリアムのシステムはドンドン活用の幅が広がり、ETHの価値も上がる事が予想されます。

今まで販売していた商品の上位互換したプレミアムなものを作る段階と言えるでしょう。

イーサリアム(ETH)は今後どうなっていくのか?

※上記は今現在の価格がリアルタイムで反映されています。

PoSにも先行者優位が過ぎると結果的に流動性が悪くなるといったリスクがはらんでいるものの、仮想通貨へ投資を考えている人にとってまだ伸びしろがあるというのはとても魅力的ではないでしょうか。

発行上限がない通貨は値段が上がりにくいのですが、ETHは2018年2月時点でも8万~9万円台を維持しています。

厳密にいえばコンスタンティノープルとセレニティの2回のアップデートが残っているので今のうちに確保しておいて損はないでしょう。

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