ブームも一旦落ち着き、投資商品としてメジャーになり始めている仮想通貨。
そんな仮想通貨ですが、ビットコインやリップルなどの有名な仮想通貨だけではなく、マイナーな仮想通貨もたくさんあります。
さらに言えば、実は仮想通貨の種類は現在進行形で増え続けており、毎月のようにICO(仮想通貨市場に上場すること)が行われています。
今回は、最近新たにICOが行われ更に世界的な取引所に上場して注目を集めている「アップコインズ(AppCoins/APPC)」という通貨について、その特徴や機能、性質をまとめて解説したいと思います。
目次
仮想通貨アップコインズ(AppCoins/APPC)の特徴
AppCoinsは、2017年12月にICOが行われた比較的新しい仮想通貨です。
2018年2月現在は仮想通貨時価総合ランキング163位につけており、新しく発行されたコインの中では非常に注目されています(1APPC=79.4円/時価総額約70億円)。
ICO完了の翌月には、世界最大手取引所の一つである「Binance」に上場したことにより注目を集め価格が高騰したことで有名ですね。
発行通貨量は4.5億枚で、リップルの1000億XRPと比べると少なめに感じます。
アップコインズ(AppCoins/APPC)の主な機能
Appcoins最大の特徴は、その仮想通貨が主にアプリ内で利用するために開発されたことにあります。
少し具体的に説明すると、AppCoinsは、主にAptoid App Storeというアプリストアで課金をするのに利用がされたり、開発者へ報酬として支払われたりするのに使われる「トークン(代用貨幣)」とも言えます。
Aptoid App Storeは、Google PlayやiTunesと比べるとメジャーではないアプリストアですが、全世界で既に2億人が利用しています。ちなみに、将来的にはAmazonアプリストアでもAppcoinsの利用が可能となる見通しのようです。
また、Appcoinsはアプリ内で利用できる仮想通貨なのですが、買い付けだけではなく取引所での売却まで行えるのが大きな特徴です。
ブロックチェーンを採用していて、ERCに準じたトークンなので、ビットコインやイーサリアムと同様に取引ができます。法定通貨との取引も可能ですよ。
アップコインズ(AppCoins/APPC)の性能
AppCoinsがどのような仮想通貨なのかを簡単に説明すると、「アプリストアにおいて仲介業者を介さないことにより、ユーザーと開発者との関係をよりWin-Winなものにする」ための仮想通貨だと言えます。
iTunesやGoogle playのように、中央集権型のアプリストアは仲介業者を介してアプリの売買や取引、課金や広告を行うため、どうしてもユーザーや開発者への還元率が低下してしまいます。
しかし、Appcoinsを利用することにより、その問題が解決されます。
例えば、アプリの開発者がアプリの広告を出したとします。iTunesやGoogle playでインストールしたアプリであれば、広告は無視されたり、広告されたアプリをインストールしても使わずにアンインストールされることが多いと思います。
しかし、Aptoidでインストールしたアプリについては、ユーザーが2分間プレイすればAppcoinsが報酬として支払われます(広告費の85%)。
これにより、開発者はアプリをプレイしてもらいやすくなるので、結果的に両者にとって非常に大きなメリットがあります。
もちろん、ユーザーは報酬として受け取ったAppcoinsをアプリ内課金に使えます。
iTunesやGoogle playで取り扱っているアプリへの課金率は5%と言われていますが、Appcoinsを利用できるAptoidの課金率は高そうですね。ユーザーによって課金されたAppcoinsの85%は開発者へ報酬として支払われますので、開発者にも非常に使い勝手がいいストアになっています。
さらに、アプリの評価が開発者の評判により左右されることもAptoidの特徴の一つだと言えます。
また、開発者はブロックチェーン上のトランザクション履歴により「TRUSTED」「UNKNOWN」「CRITICAL」の3つの分類で格付けされます。より良い開発者であればあるほど、アプリの評価や新規開発したアプリの承認率がアップします。
そのため、開発者のモチベーションアップにも貢献することが出来ます。
Amazon goldのようなアプリ内の仮想通貨は、買うことはできても売ることはできません。
しかし、Appcoinsは、ビットコインなどと同じように仮想通貨の取引所で売買することができるという特徴もあります。
ただし、日本国内の取引所では取り扱っていないので、海外の取引所でアカウントを開設する必要があります。
アップコインズ(AppCoins/APPC)のチャート
AppcoinsのICO以降のチャートが以下のものとなります。
御覧の通り上場時期をピークにして、あまり良い値動きとは言えそうにありません。
しかし、2018年に入ってからは、仮想通貨全体が不調なので、それを考慮すれば特別値動きが悪い仮想通貨であるとは言えなさそうです。
また、世界一仮想通貨に投資していると言われている日本の取引所に未だ上場していないのも、価格が低迷している原因である可能性もあります。
逆に言えば、日本国内の取引所に上場するようなことがあれば、Appcoins時代の幕開けになるかもしれませんね。
仮想通貨アップコインズ(AppCoins/APPC)を購入するには?
※上記は今現在の価格がリアルタイムで反映されています。
Appcoinsは日本国内では上場していないため、海外の取引所でアカウントを開設する必要があります。
Appcoinsの取引ができる最もメジャーな取引所が「Binance(バイナンス)」です。
Binanceでは日本円の取り扱いが出来ないので、日本国内の取引所でビットコインやイーサリアムを購入して、Binanceの自分のアカウントへ送金することにより、Appcoinsの購入資金に充てることが出来ます。
アップコインズ(AppCoins/APPC)を購入出来る取引所はバイナンス
バイナンスは日本語対応(専用Google翻訳)をしており、日本の取引所と違って速攻口座開設して利用出来ます。
以上がAppcoinsの概要でした。
それでは本日も記事を読んでいただきありがとうございました!
fa-lightbulb-oこれからはじめる仮想通貨初心者の方向け入門記事fa-lightbulb-o